小屋番のブログ
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『Happy New Year 2011.本年も”しらす”を食べている相模湾の美味しい地魚満載でお待ちしております!! 江ノ島小屋一同』
今日は『相模湾の地魚の地魚が美味しい理由』についてお話したいと思います。
日本全国、津々浦々日本にはいわゆる魚が美味しい”名所”はたくさんありますが、相模湾と聞くとなかなか馴染みのない方も多いのではないでしょうか??
しかし、相模湾は実は魚の宝庫としてとても有名な海域でもあります。
魚の種類については諸説がありますが、よく言われているのは約1000種の魚がいて、一般に食べられているものだけでも300種近くがいるそうです。
湘南、片瀬漁港より仕入れている江ノ島小屋の地魚もおよそ120数種類(出世魚で名前が変わる魚まで含めると130種を超えます!!目指せ300種!!)です。
地元のダイバーさんも言うように、相模湾はまさに栄養豊富な『富の海』なのです。
その証拠に潜れば、海底は一面海藻の森、様々な魚が泳いでいます。
相模湾が栄養豊富な海という理由はいくつかあります。
1,世界最大級の潮流黒潮の分流が新鮮な海水と栄養を運んでくれる。
2,伊豆山嶺、大山山嶺の山の恵みが川から注いでいる(相模湾には川が多い)
などなど、栄養豊富なお陰で若干海が濁って見えてしまうのはたまに傷ですが、とても生命力に溢れた海なのです。
そしてここで、”しらす”が登場。
もともと”しらす”という魚は存在しませんが、ウナギ、ニシン目の魚の稚魚の総称として便宜的に使われています。”しらす”の中で一番多く捕れるのが、片口鰯の稚魚。
下あごが極端に小さく、片方の口しかないように見えるためこのような名前で呼ばれています。
湘南でこの片口鰯の稚魚が豊富に捕れるのも、相模湾が栄養豊富な海という証拠。
しかもその”しらす”を食べている地魚たちが美味しくない訳がありません!!(仕込みをしている時に魚の腹からしらすが出てくることは良くあります。)
”しらす”食べてる美味しい相模湾の地魚。今年も定番から、市場には流通しない珍しいものまで、江ノ島小屋ではたくさん登場して参りますので、皆様どうぞお楽しみに!!
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