小屋番のブログ
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『小屋と藍染めの物語』
〜江ノ島小屋と湘南の藍染め職人、Litmusさんとの出会い〜
Litmiusさんと小屋の出会いは2006年2月に遡る。
”この風合いに惚れてしまった”
小屋は、時の経過とともに、風景に馴染むものとの想いが込められている。そして、この藍染めも、
小屋の歴史とともに、同じように、お客様のココロに、着古したジーンズのように、馴染んでいくのではないかと。
鵠沼に住む藍染め職人が、丹精を込めて、小屋ののれんを一枚一枚、手作りで染上げていってくれたものだ。
湘南の風邪にゆられる小屋の暖簾から、職人の肌触り感がとどきますように。
〜藍瓶には、神が宿る。〜
「藍の青は神のなす業、神の宿る色である。」そう、かつての日本人は信じていたという。
染めが行われる、その藍瓶にも神が宿ると強く信仰されていた。
人々が、神の宿る色と、”藍”を考えたのは、他の草木染めよりも多くの手間と心配を要したことが理由の一つかも知れない。藍瓶を持つ人は朝から晩まで、瓶をのぞき、語りかけるように混ぜ、藍の神様に手を合わせ、日々の生活を送った。
多くの労力を経て生まれる、美しい青色だからこそ、人々は魅了され、そこに神の存在をさえも感じたのではないだろうか。
かつて、「ヒロシゲブルー」と呼ばれ、世界に知れ渡った日本の藍染め。
藍の美しい青にかつての人々は神を感じていた。
〜影を潜めていく藍染め・・・。〜
古来より、神の業と信仰され、江戸時代に入ると、藍商人の興隆と共に日本人の暮らしに深く浸透した藍染め。
明治時代に来日したお雇い外国人である英国化学者、アトキンソンはその美しい藍色を”ジャパンブルー”と評した。彼は藍色の美しい色に満ちあふれた、日本人の生活と日本の風景を「空気までも青い」と後に伝えている。
ドイツで藍染めの技法が解明されたのは、1880年のこと。この発明で、命題であった藍染めの青が簡単に、そしてより安定的につくり出せるようになった。
試行錯誤を繰り返し、手間をかけ、手入れしなければ表現出来なかった藍色は、いとも簡単に『再現』されるようになった。
『再現』された藍色は簡単に手に入る『青』として広がり、それと呼応するように藍染めは影を潜めていく。
〜美しい様々な”藍色”。〜
藍で染め分けられる青の色は、染料となった藍の濃度や染められる回数、藍の時間などの条件により、様々な美しい”藍色”となる。
最も淡く薄い『瓶のぞき』に始まり、濃い色の『かちいろ』など30種類とも40種類ろも呼ばれる名前で区別されている。
これだけ、多くの色相が現在に受け継がれ、存在するのも、昔の人々の色彩感覚の豊かさの現れだろう。あるいは、よりきれいな藍の青がほしくて試行錯誤を繰り返し、想いを注ぎ込みながら藍染めを行っていた職人たちの思いの数なのかも知れない。
『始まりは1枚の野良着との出会いだった。
骨董市で見つけたその藍で染められた手織り木綿の着物の青は、あまりにも素朴ながら圧倒的な存在感があった。
どこのだれかが畑仕事や生活の中で使い込み、洗いざらされ、着古された、そのただの着物が持つ藍の青。その青にはなんら華やかさもなかった。
ただ、その青にそっと頭をたれ手を合わせたくなる思いがした。
何がそうさせるのか、それが知りたかった。
自分の手で藍染めを行うようになった今でも、あの時覚えた青への思いは変わることなく、自らの道標なのだと思っている』 Litmus
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